ご自身のスタイルに合った一台を見つける
今も昔も、簿記等の資格取得を目指されれている方、経理・会計などの数字を扱うお仕事される方などにとって電卓は無くてはならない道具の一つであります。スマートフォンやPC主流のこの時代に机の脇にそっと佇み、持ち主の手が伸びてくるのをじっと待っています。今日はそんな電卓選びにに関するお話です。
これから簿記を学習される方、経理や会計職を志す方などで電卓選びに困っておられませんか？もちろんあまり気にせず選ぶ人もいらっしゃるかもしれまんせが、私は非常に手間と時間をかけて比較検討した経験があります。電卓の機能面というより操作感が重要だったので、実際に会社帰りに何台もの実機を触って確かめて選んでいたものです。シックリくる一台を見つける事ができれば、仕事もスムーズに出来そうな気がしたのは自分だけでしょうか!?
資格試験を受けられる方や実務で使われる方はご自身の体の一部として毎日使われるものだからこそ、電卓はご自身に合った良いものをしっかり選んでいただきたいと思います。そこで、私個人の主観がだいぶ入っていますが、数点ピックアップした電卓を紹介させていただきますので、ご購入の参考になさってはいかがでしょうか。
堅実なデザインの中にも実用性を両立させた製品イメージ(キャノン編)
１．商売電卓 HS-1220TUG
キャノンと言えばご存知「商売電卓」シリーズです。その特徴とは、億・万・千などの単位表示が可能(もちろん従来のコンマ区切りと切替できます)なこと、利益計算に特化したキーを配置していること、大きなフォントなど”商売”の現場で使いやすい電卓を目指したというところにあります。特にこのHS-1220TUGは３種類のキー成形がなされており、キーのどこで押しても垂直に押した感覚で操作できるという特徴があります。
私は10年ほど前簿記の初心者だった頃、初めて買った機種がこの前身のモデルBS-1200TUというものでした。パンタグラフキー(デスクトップPCのテンキ―みたいなもの)が施されたエポックメイキングな機種でした。今は実家の両親の手元にありますが、高齢の両親にとっては大きなディスプレイと押しやすいキーのおかげで使い勝手は良いようです。
本機種はキー仕様はより操作性を向上したものになり、さらに実務向けの電卓に進化しています。ボディが大きいのでデスクトップ用途に適しています。時間計算機能もあるようなので、簡単な勤怠計算などの際にも便利ですね。
２．プロフェッショナル KS1200TU
商売電卓を拡充する前はキャノンはどちらかというと保守的なデザインの電卓が多かった気がします。そのデザインの流れを受け継ぎ、学習者やプロフェッショナル向けに企画された機種です。
高い剛性の筐体、浅めのキータッチ(もちろん静音)、液晶下の機能切替ツマミのメッキ加工による高級感。本機は近年のキャノン電卓の主流の億・万・千区切りボタンがついていますが、これらの無かった10年以上前の古いモデルがカッコよくて欲しかった思い出があります。このシリーズは会計事務所の先生やスタッフさんが持っていそうな(というか持っておられました)そんな実直なイメージを持たせるモデルだと思います。
資格試験を目指される方は資格学校の影響でシャープかキャノンのどちらかに偏りがちですが、その中でもキャノンの本機を持っていると何となく「流されてない」感じが出て良いいと思います。ただ、2015年現在、本機はカタログ落ちしているようなので、入手が難しくなってくるかもしれません。一生モノの良い機種だと思います。是非！
３．もしもの時の「常備」電卓に LS-12TU
作業や打合せでお客様のところへ伺った際、電卓を忘れて困ったことはないでしょうか？お客様の目の前でおぼつかない手つきでスマホの電卓機能を使うのはプロとしてはやはり恥ずかしい。というわけで、私はうっかり時のために、カバンの内ポケットの中に常に「置き電卓」をしています。電卓を忘れたとき、本当に重宝します。手帳タイプなので、ごみやホコリにも強いですし、薄い筐体ながらしっかりしているので、外部からの圧力にも強いです。手帳タイプながら12桁対応やタッチの反応もこのタイプにしてはサクサクしていて使いやすいモデルだと思います。
何せコンパクトなので、営業マンなど、外出が多いビジネスパーソンや大学などで電卓を使う講義がある学生さんにおすすめです。
というわけで、今回は3点厳選させていただきました。今回ご紹介した他にも、デザイン・サイズ・機能・打感など、多様な個性を持った電卓が数多くあります。人それぞれの好みも違いますので、ぜひ電気店などで実機に触れてじっくりと自分にあった機種選びをしていただきたいと思います。そして、選んでいただいた電卓を大切に末永く使って頂ければと思います。ありがとうございました。
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